横浜マラソンに出場し、8年ぶりにサブ4を達成しました。うれしいことに前回の記録を1分縮めることができました。ちなみに初サブ4を達成した大会は初マラソンで、フルマラソン化した記念すべき横浜マラソン第1回目。ですが、第1回目のこの大会は実際の距離が200m短かったちょっといわく付きだったので、それも超えられたと思うと達成感もひとしおです。台風による中止と怪我で走れなかった大会を含め8年、幾度なく撃沈し、計8大会を経てようやくたどり着きました。
2015年の大会時は、50歳になりたてで、フルマラソンのダメージがどのくらいなのかわからなかったので、前半は抑えに抑えて走りました。30kmを過ぎて、残り12km。身体に相談したところ体力あるとの回答から一気にスパート。ローンの繰り延べ返済のごとく、前半の借金を一気に返済する勢いで、5分10秒台から一桁台で走れるほどの余裕で、身体が軽い、軽い。
この成功体験がその後の達成を阻んでいたのではないかと思うのです。
今回は始めから1km5分40秒未満に設定しました。30キロ走では平均5分35秒くらいで走れていたので、残りの12kmは勢いと気合い、運頼みで乗り切る覚悟で臨んでいました。結果はスタート時から2kmあたりまでの6分台と、途中のトイレ休憩(7分と最もかかった)以外は、狙ったタイムが出て平均5分29秒で走り切れました。早く巡航速度に入れたことが勝因。
今回初めて履いたアシックス「S4」ですが、ちゃんと腕を振って、それに伴いお尻が左右に動いて脚をしっかり蹴ることができれば、推進力を得られると実感しました。これまでサブ4に届かなかった大会では、30kmあたりから、脚が出ずトボトボとしたような走りとなっていましたが、今回は、上体が起きて丹田を意識した走りがずっと維持できたことが大きかった思います。
最近、ジョギング中につまずくことが多く、最悪転倒に到ってます。実は9月の下旬に転倒して膝をくじき、10日ほど走れませんでした。その時、30kmを5分30秒で走る練習後、クールダウン時に転んだんです。私の癖で気を抜くと足が上がらず地面に引っかかって転んでしまうのです。以前はこんなことはなかったのですが、ここ最近増えて来て、おまけに転ぶとダメージが大きい。このため、レース中はこれに注意を払いました。しかし時々、エアポケットに入ったような気が抜ける時がありますが、すると、シューズの底を引っ掛ける。はっと我にかえり「危ない、危ない」と、努めて腕を振り、お尻を動かす。すると、またエンジンがかかるんですね。
サブ4達成の要因に柔術が大きいです。もう体質なのか、走っただけでは痩せられなくなってきたんです。それが今年2月に柔術の試合出場に向けて苦手なスパーリングも含めて以前よりも真面目に取り組むようになったところ、股関節が以前よりグッと柔らかくなりました(まだまだ全然固いのですが)。
この後、湘南国際マラソンが控えてますが、途中コースが狭くなり横浜マラソンよりは集団から抜け出すのに難儀なコースなんです。できればここでもサブ4を達成し、2勝と行きたいですね。