58歳を迎え、早速大型イベントとしてフルマラソンとブラジリアン柔術の試合に出場しました。サブフォー達成と柔術初勝利を目指し、12月3日にフルマラソンに出場し、翌週10日にブラジリアン柔術の試合に出場しました。2周連チャンを軽く考えていましたが、58歳の肉体にはなかなか負担が大きかったようです。
湘南国際マラソンは2022年の大会からマイボトル持参を推奨しており、給水所で自らマイボトルなどに給水するスタイルとなりました。当日、あろうことか会場でボトルのキャップがないことに気づき、コップで臨んだのです。ボトルに水を溜めることができず、どうしても給水所に立ち寄る機会が増える。給水所ではタンクの蛇口を捻ってコップに注ぐため、そのたびに立ち止まらなければならず、浪費時間は注ぐ量によりますが。平均およそ20秒くらいでしょうか。ここでまたまた大きなミスが。スマホのアプリ「アディダスランニング」の自動停止機能をオフにしていなかったのです。このため注水のたびに時計が止まっていたことに気づかず、なんとか3時間58分でゴールできたと思っていたら、公式記録では4時間40秒となっていました。あらら。
湘南国際マラソンの約1ヶ月前に走った横浜マラソンの疲れが多少あるのか。または、湘南マラソンのメインとなるコースの国道134号線は時折狭い箇所があるため、遅いランナー抜く際に体力を費やしてしまっていたのか、明らかに横浜マラソンよりは走れてはいなかった。
そんなわけで翌週のブラジリアン柔術の試合に備えるも、身体が疲れている。大抵フルマラソンの後は2〜3日休ませてからランニングを再開していたのですが、柔術はそうはいかない。同じ足でも負荷がかかる部位が違う。例えばデラヒーバと呼ばれる相手の足に自分の足を絡ませるガード(技)では膝に力が入らず、相手の足をロックできない、踏ん張れない。37kmあたりから脚が上がらなかったのは腸腰筋の疲労によるもので、練習では足を回せない、素早く相手の体に足を滑り込ませれない。腰、上半身もかなり疲労が溜まっていることも判明。考えて見れば、4時間状態を起こして腕を振っているのだから、無理もない。そんなわけだから、ベースと呼ばれる姿勢がつくれない。この疲労と筋肉痛で満足いく練習ができずに試合に臨むことに。
ブラジリアン柔術の試合では、サイドポジションを取ったり相手の上に乗るマウントポジション、転ばせることでポイントを取るか、関節技で相手からタップを取る一本で勝負が決まります。一本は取られることはなかったのですが、相手にいいようにサイドポジションやマウントポジションを取られてポイントを献上。結果、大差で敗退(惨敗)。ちっとも進歩しない自分が情けなくなりました。
12月はサブフォ一達成できず、柔術試合は惨敗とダブルパンチに打ちひしがれていたのですが、自動停止機能を解除するというミスはあったものの、走れていない中で向かい風となった最後の37km以降、足の痛みと腸腰筋の疲労で脚が上がらない中でも諦めずに走り切れたこと、柔術の試合もビデオで見返してみると、下手なりにあともう少しという点が随所に見られ、「おっ、捨てたもんじゃないな」と徐々にポジティブ思考に切り替わっていったのでした。
アラカンスポーツライフを楽しむカギは怪我防止。そのためにいかに疲労を抜くことも大きなポイント。そして、そもそもの12月大敗は忘れ物&うっかりが一因していると思うと、注意を怠らず、だんだん増えてくる物忘れやうっかりを減らすことが存外重要なのかと。