2024年大会はサブフォー達成できず
こんにちは、ゴンザレスです。今年(2024年)も横浜マラソン(10月27日)に参加しました。毎年この大会に照準を合わせており、2023年は自己ベストを更新できました。今回は今年は4時間の壁を破れず、4時間13分でした。
まさかの直前ヒザ怪我
実は2ヶ月前、ちょうど8週間前にあたる、9月1日に出場したブラジリアン柔術の試合で右膝の外側の靭帯を痛めてしまいました。水が溜まり膝が腫れ上がってしまう始末。医者に診てもらったところ、やや内出血がみられ、しばらくは安静にとの見立てでした。
走れない日々はとりあえず筋トレ
このため1ヶ月ほど走れない日となりました。走れるようになった時に、筋肉が落ちまくっていたのではなにもならないと、せめてランジやハムストリングで脚の強化に取り組みました。10月に入りようやく走れるようになりましたが、何はともあれとりあえずは長い距離を走ろうと、10月に2回の30km走にチャレンジ。1回目は25kmあたりでダウン、2回目は35kmを目指すも、30kmあたりで歩いてしまう始末。とりあえずは25kmは走れる、あとは残りの日々の調整と、試合本番の火事場のばか力的なものに賭けることにしました。
なお、外側の靭帯を伸ばしてしまっているらしく、いわゆる膝のお皿などがぐらぐらするので、膝の内側に止めのテーピングをして走りました。お皿などが多少安定して効果がありました。
本番は柔らかめのシューズを選択
昨年からアシックスの「S4」を履いていますが、前日に試し走りをしたところ、シューズの特性である反発力が膝への衝撃を感じるので、本チャンでは練習用に使っている「GEL-NIMBUS 25」を登用。その理由は、比較的軽いことと、ふわふわした感触でクッション性があり、膝への衝撃も少ないことから、急遽、「GEL-NIMBUS 25」をチョイスしました。
ペース1km5分40秒未満で残りを楽に作戦目指す
以前まで本番では、前半は抑えて走り、後半に残ったエネルギーで乗り切る作戦でしたが、結局抑えて走っても最後は力尽きてしまっていたので、2023年から前半はとにかく気持ち良く走る作戦に切り替えたのです。
フルマラソンで4時間を切るには5分40秒/km維持することになります。スタート直後の渋滞と、最後のエネルギー切れによるペースダウンを考慮すると、”貯金”が必要となります。この貯金でスタート直前とレース最後のロスタイムを相殺する狙いで、”1kmをできるだけ5分40秒未満台・できれば5分30秒”を目指しました。そして32km時点で、3時間切りを目標としました。つまり残り10kmを6分で走れる計算。
走れない代償は小さくない30km以降は6〜7分ペースに
前半は狙い通り。8kmの5分14秒を最速に、26kmまでは5分40秒/km以下をコンスタントに出せていました(トイレに行った22kmを除けば)。余談ですが、尿意はホントに厄介です。大は案外コントロールできますが、小は出し切ったつもりでもスタート後しばらくするもよおすことが少なくありません。夏は汗で出てしまいますが、発汗量が少なくなる季節は体に残ってしまうそうです。それでも横浜マラソンは21〜37km首都高速道路を走る区間を除くと、比較的個数の多いトイレが用意されているので、助かります。
しかし、そこから徐々に落ちていく羽目に。28kmの5分37秒を最後に、みるみる足が動かなくなているを感じ始めました。そこから2度と30秒台は出ず、29kmは49秒でその後、40秒台後半に落ちていたのでした。30km通過タイムも2時間55分で、ああもう2大会連続サブフォーの夢はついえたか。そのあとは34kmの5分57秒を最後に、6分台、7分台を行ったり来たり。
走れない代償は小さくない
それでも約1ヶ月以上休んだ代償を痛感しました。前のモモとハムストリングを鍛えて多少ネジを巻いても、フルマラソンを走り切るには足りないのだなということを思い知らされました。特に、腸腰筋が動かなくなって、最後は足が全然前に出なくなっており、歩いたり、走ったり。
シューズのせいにしても始まらないけれど、最初は軽くてふわふわしてちょうどイイと思った「GEL-NIMBUS 25」の感覚も、逆にそれが災いして、反発力が吸収されてしまっている気すらしました。結果、4時間13分。あれだけ歩いた割には13分オーバーだったのは、前半の貯金によるところが大きっかたのです。
それでも収穫は、30kmくらいまでは5分40秒台で走り切れたこと。また、当初はそもそも出場できるかどうかの懸念もありましたが地道にケアしたことが、出場できたことにつながったと思います。加齢でますます怪我が治りにくくなり、怪我をしている部位だけでなく、休んでいるとほかの部分の可動域がせばまったり、全体が固くなったりします。そこをいかにやり過ごすかが大会に参加できる肝だと実感しました。