今年も撃沈 宅建試験

宅建試験

ゴンザレスです。ランとブラジリアン柔術を愛する下手の横好き系市民レベル運動愛好家で、もうすぐ還暦を迎える、アラカン男子です。

宅建試験合格者数はサブ4達成に近い

フルマラソンで4時間未満でゴールするサブ4(フォー)と、柔術試合で初勝利を目指しておりますが、実はもうひとつチャレンジしていることがありまして、それが宅地建物取引士資格試験、いわゆる宅建試験合格です。

宅建試験は毎年10月の第3週日曜日に全国で実施され、例年20万人ほどが受験します。合格率は15〜18%といわれています。受験者は不動産業に従事する人が多いのですが、受験資格に制限がなく、誰でも受けられ、受験手数料も8,200円と高額ではないことから、「とりあえず受けてみようか」的軽い気持ちで受験する人も少なくないようです。ちなみにフルマラソン(42.195km)におけるサブ4達成率は全体で20%、還暦以上で15%といわれており、宅建試験合格率はこれに近いものがあるんです。

全50問の四肢択一、民法から都市開発、相続税まで広範な試験範囲

ボロボロになった試験問題。激しい格闘の後がうかがえる

 宅地建物取引業に必要な知識があるかを判定するためのそれなりの難易度がある試験なので、1日最低1時間程度の勉強量が必要で、その勉強量を確保しにくい物見遊山的受験者はなかなか合格点に達するのは難しいとの指摘もあるようです。

試験は全50問のマークシート方式の四肢択一で、大きく分けて「宅地建物取引業法(宅建業法)」「権利関係」「法令上の制限・税その他」です。

 例年50問のうち20問が「宅建業法」より出題されており、ここは17、18問は正解したいところ。そして「権利関係」は民法や借地借家法、不動産登記法などから出題され、法律用語の独特な言い回しが多く、しっかり読み込むことが必要で、試験時間2時間のうち、ここに結構、時間やエネルギーをとられます。例年14問がこの範囲から出題されています。15問目から25問が「法令上の制限・税その他」のジャンル。主に街づくりのための都市計画法などの開発行為、建築基準法から防火地域や高さ制限、固定資産税や相続税などが出題されます。合格ラインは35〜38点。その1点を取るか落とすかで、命運を分けるともいわれています。

 このため、「宅建業法」や「権利関係」は覚えるべき事項も相当数なので、YouTubなどには解説や、語呂合わせ、替え歌がたくさん上がっており、結構役に立ちます。

ヒッカケを交わして正解に ブラジリアン柔術に通じる点も

試験は前述の内容から出題されますが、出題者からはそうやすやすと合格させてたまるかとばかりに、試験問題はヒッカケ満載です。例えば1週間以内に届け出なければいけないのが2週間であったりとする数字のヒッカケや、「○○○および✖️✖️✖️」が正しいのに対して、「○○○、または✖️✖️✖️」などと訊いてきたりとあらゆる手を尽くして誤答に誘導されてしまいます。ペースを乱さず、安定して走り切ることを目指すマラソンよりも、色々な絡み手を防ぎつつ攻撃するブラジリアン柔術に通ずるものがあると感じています。特に覚えた内容が“ふわふわ”だと、そこを突かれて似た様な選択肢の中から誤答に誘導されてしまいます。

 昨年の試験で合格まであと2、3点まで迫り手応えを感じ、今年は40点で納得の合格を目指して、私の場合、通信教育+過去問を多数こなし、例年以上に準備を進めたつもりなのですが、知識にあいまいな部分も少なくなく、ひっかけでそこを突かれたり、単にケアレスミスで失点している。

令和5年は民法改正の問題も多数

 令和5年宅建試験の合格発表11月21日なので、現時点はまだ合否はわからないのですが、解答速報ベースの自己採点では不合格でした。

今年の宅建試験の総評をみていると、取り組みやすかったという論調が多かったようですが、個人的には昨年のほうがとっつきやすかった印象です。しかも今年は民法の法改正があり、そこまで十分にケアできていなかったのも敗因。ネットなどの解説をみてみると、さほど問題は難しいものではなく、じっくり考えれば答えは導き出せたのに、焦りにやられた。柔術で表現するならば、攻めるべきところやタイミングを見逃し、逆に攻めなくてもいいところに固執し過ぎて、結果的にバランスを崩して失点につがったかのよう。初勝利がお預けでイチから出直しという状況です。来年こそは。

 

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